『滿城盡帶黄金甲(邦題:王妃の紋章)』(簡体字字幕)
2008年04月13日 (日)
日本では昨日ついに公開されたのですよね。
一時は公開が白紙になったとかいう話で、当初の予定よりずいぶん遅れたようですが、無事公開されてよかったよかった。
こちらで買ったDVDでかなり前に見たのですが、日本公開記念?ということで、感想書いておきます。
ただし、中国語字幕で見たので、例によってよくわかっていない部分もある上でですが・・・。
ネタバレありなので、READ MORE以下にて。
一時は公開が白紙になったとかいう話で、当初の予定よりずいぶん遅れたようですが、無事公開されてよかったよかった。
こちらで買ったDVDでかなり前に見たのですが、日本公開記念?ということで、感想書いておきます。
ただし、中国語字幕で見たので、例によってよくわかっていない部分もある上でですが・・・。
ネタバレありなので、READ MORE以下にて。
黄金に埋め尽くされた絢爛豪華な中世中国の宮廷を舞台に繰り広げられる愛憎劇。
ちょこちょこっとすでに見た人の感想を拝見したのであるが、予想以上に評価低いもよう。
うーん、なぜに?
私は、チャン・イーモウ武侠3部作で、一番見ごたえあると思ったのだが・・・。
見始めは、とにかく面食らう(笑)
原題の通り、画面いっぱいに眩いばかりにあふれるキンキラキン。が、ただのキンキラキンではない、玉虫色の黄金の輝き。よくももまあ、映画の画面でこのような色が出せたなと。
その色と、王家に使える何千人もの人々、特に女官たちのハミ乳(笑)に目が奪われ、あやうくストーリーがわからなくなりかける。
が、やがて、その黄金の輝きにもかすむことのない、コン・リー演じる王妃とチョウ・ユンファ演じる王のその圧倒的な存在感、2人の間に流れる緊迫した空気によって、物語に引き込まれる。すばらしいキャスティングだ。
特に私はユンファの憎憎しげな、それでいて悲しい王がとてもよかったと思う。
言っちゃなんだけど、發哥にこういう複雑な心情を演じる演技ができるとは、正直驚いた。(ファンの方、失礼な発言お許しくだされ〜。ちなみに私は發哥大好きです。)
ストーリーは、たしかに、お昼のドラマ真っ青なドロドロ愛憎劇(笑)。あげくスケールの大きな『逆噴射家族』状態になるという、そのままストレートに見れば、一見、薄っぺらなようにも見えかねない。が、そこで描かれているものは、なんとも切なく、とても深いと私は思うのである。
絢爛豪華な王宮で、何千人もの人間に傅かれながらも、それぞれがそれぞれに孤独で、誰も幸せでない、誰も幸せにならないお話。
巨大な権力を持った王家を舞台にはしているが、ある一家族の裏側に潜むドロドロの愛憎劇という、ある意味とても小さな話であり、(デフォルメされてはいるが)古今東西を問わずありがちな話である。
それをこれでもかというほどの豪華絢爛な入れ物の中で描くその趣旨は、「無常を知り中道に至るべきである」という仏教の教えのようなことなのではないかと私は感じたのである。
ラストカット、誰もいなくなったテーブルの俯瞰ショット・・・そして流れるジェイ・チョウの「菊花台」・・・悲しいとか空しいとか寂しいとか切ないとか、カンタンなコトバでは言い表せない余韻。
戦闘シーンのCG使いはちょっと苦笑する部分もあるにはあるが、それを差し引いても、武侠3部作の最後に相応しい作品であると私は大いに評価するものである。
ああ、デカいスクリーンで日本語字幕で見たい・・・。
なお、イーモウ作品で時代考証云々を言ってはいけません。この人が使うモノやコトは、あくまでイーモウがイメージするものを表現するために使う道具、象徴、記号なんですから。
それって、すごく「映画らしい」ことだと思います。
あと、『王妃の紋章』という邦題、いいと思いますな。まさしくそれがこの作品のキーであるわけだしね。
ま、女性陣は「王家の紋章」を彷彿するかもですが・・・。
オススメ度 4(私にとっては5だけどね。見る人によっては2かも。)
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)
ちょこちょこっとすでに見た人の感想を拝見したのであるが、予想以上に評価低いもよう。
うーん、なぜに?
私は、チャン・イーモウ武侠3部作で、一番見ごたえあると思ったのだが・・・。
見始めは、とにかく面食らう(笑)
原題の通り、画面いっぱいに眩いばかりにあふれるキンキラキン。が、ただのキンキラキンではない、玉虫色の黄金の輝き。よくももまあ、映画の画面でこのような色が出せたなと。
その色と、王家に使える何千人もの人々、特に女官たちのハミ乳(笑)に目が奪われ、あやうくストーリーがわからなくなりかける。
が、やがて、その黄金の輝きにもかすむことのない、コン・リー演じる王妃とチョウ・ユンファ演じる王のその圧倒的な存在感、2人の間に流れる緊迫した空気によって、物語に引き込まれる。すばらしいキャスティングだ。
特に私はユンファの憎憎しげな、それでいて悲しい王がとてもよかったと思う。
言っちゃなんだけど、發哥にこういう複雑な心情を演じる演技ができるとは、正直驚いた。(ファンの方、失礼な発言お許しくだされ〜。ちなみに私は發哥大好きです。)
ストーリーは、たしかに、お昼のドラマ真っ青なドロドロ愛憎劇(笑)。あげくスケールの大きな『逆噴射家族』状態になるという、そのままストレートに見れば、一見、薄っぺらなようにも見えかねない。が、そこで描かれているものは、なんとも切なく、とても深いと私は思うのである。
絢爛豪華な王宮で、何千人もの人間に傅かれながらも、それぞれがそれぞれに孤独で、誰も幸せでない、誰も幸せにならないお話。
巨大な権力を持った王家を舞台にはしているが、ある一家族の裏側に潜むドロドロの愛憎劇という、ある意味とても小さな話であり、(デフォルメされてはいるが)古今東西を問わずありがちな話である。
それをこれでもかというほどの豪華絢爛な入れ物の中で描くその趣旨は、「無常を知り中道に至るべきである」という仏教の教えのようなことなのではないかと私は感じたのである。
ラストカット、誰もいなくなったテーブルの俯瞰ショット・・・そして流れるジェイ・チョウの「菊花台」・・・悲しいとか空しいとか寂しいとか切ないとか、カンタンなコトバでは言い表せない余韻。
戦闘シーンのCG使いはちょっと苦笑する部分もあるにはあるが、それを差し引いても、武侠3部作の最後に相応しい作品であると私は大いに評価するものである。
ああ、デカいスクリーンで日本語字幕で見たい・・・。
なお、イーモウ作品で時代考証云々を言ってはいけません。この人が使うモノやコトは、あくまでイーモウがイメージするものを表現するために使う道具、象徴、記号なんですから。
それって、すごく「映画らしい」ことだと思います。
あと、『王妃の紋章』という邦題、いいと思いますな。まさしくそれがこの作品のキーであるわけだしね。
ま、女性陣は「王家の紋章」を彷彿するかもですが・・・。
オススメ度 4(私にとっては5だけどね。見る人によっては2かも。)
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)
| 王妃の紋章[滿城盡帶黄金甲/CURSE OF THE GOLDEN FLOWER] 監督:チャン・イーモウ 出演:チョウ・ユンファ コン・リー ジェイ・チョウ リウ・イエ(2006年度作品) |
COMMENT
観て来ました!
TBさせていただきました。
2とは言いませんが、正直4はつけれないかと・・・。
ちなみに、『HERO』は5、『LOVERS』は1です。
『LOVERS』よりは全然いいんですが、ユンファとコン・リーとリィウ・イエに助けられている部分が大きいかと。
ですが、“寄せて上げる”は最高で、“男ならこれを観ろ!”としては文句なしの5です(爆)
余談ですが、トーさんの『仁義』のリメイク、フランスの会社と組むみたいですね。
ラム・シューのハリウッドデビューはお預けですが、映画としては俄然期待が高まります。
2とは言いませんが、正直4はつけれないかと・・・。
ちなみに、『HERO』は5、『LOVERS』は1です。
『LOVERS』よりは全然いいんですが、ユンファとコン・リーとリィウ・イエに助けられている部分が大きいかと。
ですが、“寄せて上げる”は最高で、“男ならこれを観ろ!”としては文句なしの5です(爆)
余談ですが、トーさんの『仁義』のリメイク、フランスの会社と組むみたいですね。
ラム・シューのハリウッドデビューはお預けですが、映画としては俄然期待が高まります。
by micchii
◆micchiiさん
TBありがとうございました。お返しさせていただきますね。
4はナイですか?(笑)
人によって2〜4に分かれるかなぁとは思ったんですけどね。
私は『HERO』5、『LOVERS』2です。
でも、見ごたえという点では、私はコレ見ごたえあったんですよね。
『HERO』はそのものズバリ、登場人物たちの生きざまや美しい風景や作品の構成など作品そのものに感動しましたけど、コレはそうではなく、見た人それぞれがどう感じるか、考えるか、あるいは何も感じないか・・・そういう作品だと思うんですよね。
それはそれでアリだと。
例えば“寄せて上げる”を楽しんだのなら、その“寄せて上げる”を楽しむ男として当然誰しもが持っているであろうスケベな心は、自らに真の心の安寧をもたらすものなのか?と考えてみるとか(笑)
てな作品に私には見えたのでした。だから4。
> トーさんの『仁義』のリメイク、フランスの会社と組むみたいですね。
あれから私もいろいろ日本語の情報をさがしたんですが、どうもそのようですね。
中国のメディアでは「ハリウッド作品」となってたんですが、違うってことですかね。よくわかんないけど。
でもフィルム・ノワールの本場とのダッグには仰るように期待が高まりますね。
雪ちゃんのハリウッドデビューお預けは残念ですが(笑)
TBありがとうございました。お返しさせていただきますね。
4はナイですか?(笑)
人によって2〜4に分かれるかなぁとは思ったんですけどね。
私は『HERO』5、『LOVERS』2です。
でも、見ごたえという点では、私はコレ見ごたえあったんですよね。
『HERO』はそのものズバリ、登場人物たちの生きざまや美しい風景や作品の構成など作品そのものに感動しましたけど、コレはそうではなく、見た人それぞれがどう感じるか、考えるか、あるいは何も感じないか・・・そういう作品だと思うんですよね。
それはそれでアリだと。
例えば“寄せて上げる”を楽しんだのなら、その“寄せて上げる”を楽しむ男として当然誰しもが持っているであろうスケベな心は、自らに真の心の安寧をもたらすものなのか?と考えてみるとか(笑)
てな作品に私には見えたのでした。だから4。
> トーさんの『仁義』のリメイク、フランスの会社と組むみたいですね。
あれから私もいろいろ日本語の情報をさがしたんですが、どうもそのようですね。
中国のメディアでは「ハリウッド作品」となってたんですが、違うってことですかね。よくわかんないけど。
でもフィルム・ノワールの本場とのダッグには仰るように期待が高まりますね。
雪ちゃんのハリウッドデビューお預けは残念ですが(笑)
by けろにあ
>“寄せて上げる”を楽しむ男として当然誰しもが持っているであろうスケベな心は、自らに真の心の安寧をもたらすものなのか?
そこまで仰られては、返す言葉がございません。
顔を洗って出直してきます・・。
そこまで仰られては、返す言葉がございません。
顔を洗って出直してきます・・。
by micchii
◆micchiiさん
いやー、そこまでは深読みし過ぎかなーと思わなくもないですけどね(笑)
で、あれから相方と「なぜ、私たちはあの作品が面白かったのか」検討したんですが、もしかしたら、私たちは、言葉(セリフ)が正確にわからないからこそ、日本語字幕で見るよりも想像が膨らんでいるのかもしれないなーという結論に達しました。
日本語字幕で見たら、感想変わるかもです(^^ゞ(←無責任)
いやー、そこまでは深読みし過ぎかなーと思わなくもないですけどね(笑)
で、あれから相方と「なぜ、私たちはあの作品が面白かったのか」検討したんですが、もしかしたら、私たちは、言葉(セリフ)が正確にわからないからこそ、日本語字幕で見るよりも想像が膨らんでいるのかもしれないなーという結論に達しました。
日本語字幕で見たら、感想変わるかもです(^^ゞ(←無責任)
by けろにあ





けろにあ(08/26)
けろにあ(08/26)
micchii(08/25)
micchii(08/25)
けろにあ(08/25)
けろにあ(08/25)
あぢこ(08/25)
sucre(08/25)
エクスカリバー(08/24)
けろにあ(08/23)
ちゅう(08/22)
けろにあ(08/22)
kunco=clio(08/22)
けろにあ(08/20)
ちゅう(08/20)
けろにあ(08/20)
ちゅう(08/20)
くまんちゅう(08/20)
けろにあ(08/20)
けろにあ(08/20)