『ローグ アサシン』
2008年04月12日 (土)
公開時に見たのに、感想をアップするのを忘れてた・・・と思ったら、デスクトップに中に書きかけの感想を発見(笑)
正直、どーでもいいと思う気持ちもあるのですが、一応アップしときます。
一ジェットファンとしては、ある意味出演してほしかったタイプの作品であるとはいえる。
アクションしか見所がないような作品ではなく、登場人物の心情や情感を主体とした大人向けのアクション作品。
実は演技派であるにもかかわらず、アクションばかりが注目されてしまうジェット・リーというアクションのできる俳優は、本来、こういう作品でその魅力が活きると思う。
事実、本作品でのジェットの演技はとてもよかった。
一見無表情ではあるが、謎を秘めた「ローグ」という人物のその時々の心の動きを、細かく演じていたと思う。
そんなジェットを始めとした主要登場人物の演技、ワイヤーやCGに頼らないリアルなアクション、王道をいくカーチェイスシーン・・・それらがMV出身の監督の持ち味であるフラッシュバックを多様したスピード感のある撮影・編集で描かれており、そういった点では思った以上に楽しめる部分の多い作品であった。
だが、同時に、そういったよい部分を台無しにしてしまっている部分もまた多い作品だとも言える。
ストーリーも悪くない。ラストに待っている2つのオチ自体も悪くない。とはいえ、最後の大オチは、伏線もなくてかなり強引だが・・・(苦笑)
プロットの段階では、フクザツで渋くてスタイリッシュな作品が想像できたであろうと想像する。
問題は描き方だ。
どうにもいい加減としか言いようのない描き方が、ジェット・リー、ジェイソン・ステイサムというビッグ・ネームといってよい俳優を2人も使いながら、この作品を超B級作品にしてしまっている。
まず、最大の問題は、日本人である我々が「またか・・・」とガックリするような「日本」の描き方。
これはおそらく、「中国」についてもそうなのだろう。おそらく中国の方がご覧になったら(残念ながら中国では公開されなかったらしいが)、我々と同じような違和感を感じるのではないかと思う。(日本=キモノ、日本刀が現代ではヘンなように、中国=麻雀は古い。)
もちろん、そういったおかしな日本の描き方については、今に始まったことではないので、無視しようと思えばできるし(実際、襖や柱に書かれたヘンな標語などは極力見ないようにしたが)、ストーリーや登場人物たちの心情には関係ないといえば関係ないのであるが、チャイニーズ・マフィアとジャパニーズ・ヤクザの対立というものを背景に置いたストーリーで、そこに中国人、日本人(日系人含む)を登場させるのであれば、もっときちんとしたリサーチをすべきであろう。もしくは、アドバイザーをつけるとか。
おそらく、監督も脚本家も、日本、中国に来たことがないのではなかろうか。
そのあたりがいい加減であるがために、4人の主要登場人物(ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ジョン・ローン、石橋凌)以外の登場人物の描き方やセリフまでもがいい加減になってしまっており、甚だしくリアリティのない世界となってしまっている。
はっきり言ってデボン青木演じるヤナガワ(石橋凌)の娘なんか、いてもいなくてもいい役である。
男ばかりではあまりにも色気がないので、若いねーちゃん入れろとスタジオに言われたか?
同様に、ローグに金を届けるねーちゃんがいきなり服脱ぐのも、ムリヤリ感アリアリだった。
そんな中で4人がシリアスな演技をしていても、いや、シリアスに演じれば演じるほど滑稽でしかない。
映画のリアリティ、説得力というものは、きちんとした背景があってこそであり、そこがいい加減ではもうどうしようもない。
そのあたりをきちんと描き、最後の大オチについて、なるほどそういうことだったか・・・と思わせるウマイ伏線を随所に張るだけでも、もっと見られる作品になったと思うのだが・・・。
オススメ度 2
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)
正直、どーでもいいと思う気持ちもあるのですが、一応アップしときます。
一ジェットファンとしては、ある意味出演してほしかったタイプの作品であるとはいえる。
アクションしか見所がないような作品ではなく、登場人物の心情や情感を主体とした大人向けのアクション作品。
実は演技派であるにもかかわらず、アクションばかりが注目されてしまうジェット・リーというアクションのできる俳優は、本来、こういう作品でその魅力が活きると思う。
事実、本作品でのジェットの演技はとてもよかった。
一見無表情ではあるが、謎を秘めた「ローグ」という人物のその時々の心の動きを、細かく演じていたと思う。
そんなジェットを始めとした主要登場人物の演技、ワイヤーやCGに頼らないリアルなアクション、王道をいくカーチェイスシーン・・・それらがMV出身の監督の持ち味であるフラッシュバックを多様したスピード感のある撮影・編集で描かれており、そういった点では思った以上に楽しめる部分の多い作品であった。
だが、同時に、そういったよい部分を台無しにしてしまっている部分もまた多い作品だとも言える。
ストーリーも悪くない。ラストに待っている2つのオチ自体も悪くない。とはいえ、最後の大オチは、伏線もなくてかなり強引だが・・・(苦笑)
プロットの段階では、フクザツで渋くてスタイリッシュな作品が想像できたであろうと想像する。
問題は描き方だ。
どうにもいい加減としか言いようのない描き方が、ジェット・リー、ジェイソン・ステイサムというビッグ・ネームといってよい俳優を2人も使いながら、この作品を超B級作品にしてしまっている。
まず、最大の問題は、日本人である我々が「またか・・・」とガックリするような「日本」の描き方。
これはおそらく、「中国」についてもそうなのだろう。おそらく中国の方がご覧になったら(残念ながら中国では公開されなかったらしいが)、我々と同じような違和感を感じるのではないかと思う。(日本=キモノ、日本刀が現代ではヘンなように、中国=麻雀は古い。)
もちろん、そういったおかしな日本の描き方については、今に始まったことではないので、無視しようと思えばできるし(実際、襖や柱に書かれたヘンな標語などは極力見ないようにしたが)、ストーリーや登場人物たちの心情には関係ないといえば関係ないのであるが、チャイニーズ・マフィアとジャパニーズ・ヤクザの対立というものを背景に置いたストーリーで、そこに中国人、日本人(日系人含む)を登場させるのであれば、もっときちんとしたリサーチをすべきであろう。もしくは、アドバイザーをつけるとか。
おそらく、監督も脚本家も、日本、中国に来たことがないのではなかろうか。
そのあたりがいい加減であるがために、4人の主要登場人物(ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ジョン・ローン、石橋凌)以外の登場人物の描き方やセリフまでもがいい加減になってしまっており、甚だしくリアリティのない世界となってしまっている。
はっきり言ってデボン青木演じるヤナガワ(石橋凌)の娘なんか、いてもいなくてもいい役である。
男ばかりではあまりにも色気がないので、若いねーちゃん入れろとスタジオに言われたか?
同様に、ローグに金を届けるねーちゃんがいきなり服脱ぐのも、ムリヤリ感アリアリだった。
そんな中で4人がシリアスな演技をしていても、いや、シリアスに演じれば演じるほど滑稽でしかない。
映画のリアリティ、説得力というものは、きちんとした背景があってこそであり、そこがいい加減ではもうどうしようもない。
そのあたりをきちんと描き、最後の大オチについて、なるほどそういうことだったか・・・と思わせるウマイ伏線を随所に張るだけでも、もっと見られる作品になったと思うのだが・・・。
オススメ度 2
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)
![]() | ローグ アサシン[WAR] DTSスペシャル・エディション 監督:フィリップ・G・アトウェル 出演:ジェット・リー ジェイソン・ステイサム ジョン・ローン 石橋凌(2007年度作品) 角川エンタテインメント 2008-02-22 by G-Tools |
![]() | ローグ アサシン[WAR] (Blu-ray Disc) 監督:フィリップ・G・アトウェル 出演:ジェット・リー ジェイソン・ステイサム ジョン・ローン 石橋凌(2007年度作品) ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2008-02-22 by G-Tools |
COMMENT
待ってましたわん♪
けろにあさんの「ローグ」評・・・・
私この作品結構好きなんです リンチェが演じるローグが 最高♪♪
なかなかスタイリッシュでもあるし 「霍元甲」の後にこの作品を選んだ リンチェの選択眼もほぅほぅ そうきたかだったし。
第一今までいろんなアクションスターが演じてきた
妻子を殺されての復習劇というありきたりな設定の中で 他のアクションスターは敵を討ってこれが正義だと言わんばかりのヒーロー的達成感とは違い 復讐を成し遂げても その虚しさと深い悲しみをこれだけ表現できたアクションスターはいません。(断言!)
まぁ西洋人にゃ 無理だろう(笑)
これはひとえにジェットの演技力のなせる技で
だから余計に このオタク監督のへたくそな思い込みに 作品が残念な結果になってると思います。
そもそも日本のヤクザ=日本刀なんて概念
リアルな作品にこだわるって言ってるのなら捨てて
もらわなくっちゃ・・・今はチャカの時代ですぞ
同じオタク監督でも タランティーノの方が数段うまいと思いました。
日本をあんな風に変に描かなければ(外人の認識はあんなものですが) もうちょっと日本でもヒットしたんじゃないかと・・・苦笑する場面が多すぎ 残念!
ヒットすれば次回作もありの設定だったらしいから
続編をコーリーが監督したら そりゃ面白いものに
なったのではないかと・・ダメかな?(爆)
私この作品結構好きなんです リンチェが演じるローグが 最高♪♪
なかなかスタイリッシュでもあるし 「霍元甲」の後にこの作品を選んだ リンチェの選択眼もほぅほぅ そうきたかだったし。
第一今までいろんなアクションスターが演じてきた
妻子を殺されての復習劇というありきたりな設定の中で 他のアクションスターは敵を討ってこれが正義だと言わんばかりのヒーロー的達成感とは違い 復讐を成し遂げても その虚しさと深い悲しみをこれだけ表現できたアクションスターはいません。(断言!)
まぁ西洋人にゃ 無理だろう(笑)
これはひとえにジェットの演技力のなせる技で
だから余計に このオタク監督のへたくそな思い込みに 作品が残念な結果になってると思います。
そもそも日本のヤクザ=日本刀なんて概念
リアルな作品にこだわるって言ってるのなら捨てて
もらわなくっちゃ・・・今はチャカの時代ですぞ
同じオタク監督でも タランティーノの方が数段うまいと思いました。
日本をあんな風に変に描かなければ(外人の認識はあんなものですが) もうちょっと日本でもヒットしたんじゃないかと・・・苦笑する場面が多すぎ 残念!
ヒットすれば次回作もありの設定だったらしいから
続編をコーリーが監督したら そりゃ面白いものに
なったのではないかと・・ダメかな?(爆)
by ケイ
◆ケイさん
私の感想なんぞをお待ちいただいてましたか。
ありがとうございます。
引越し前に書いて、PCの中に保存していたのをすっかり忘れておりました(^^;
ケイさんのお気に入り作品ですのに、辛口になってしまって申し訳ないっす。
でも、でも、ストーリー自体や狙っているところ、ジェット始め主要登場人物の演技が悪くないだけに(ジェイソンもジョン・ローンも好きな俳優なんですもん)、細かな配慮のないつくりにムカついちゃってムカついちゃって。
この監督、マイケル・マン風が好きだとか言ってませんでしたっけ?
どこがマイケル・マンやねんっ!!!
それともスタジオ側にあんなんにさせられたんでしょか?
よい素材を使って味も見てくれもそこそこに作ったケーキを、いい加減なつくりの箱にいい加減に入れて運んだがために、いざ食べようとふたを開けたら、ぐちゃぐちゃになって食えたもんじゃなかった・・・そんな作品かと。
仰るように、コーリーが作った方が、突飛なケーキかもしれんけど、きっと旨いと思いますな(笑)
私の感想なんぞをお待ちいただいてましたか。
ありがとうございます。
引越し前に書いて、PCの中に保存していたのをすっかり忘れておりました(^^;
ケイさんのお気に入り作品ですのに、辛口になってしまって申し訳ないっす。
でも、でも、ストーリー自体や狙っているところ、ジェット始め主要登場人物の演技が悪くないだけに(ジェイソンもジョン・ローンも好きな俳優なんですもん)、細かな配慮のないつくりにムカついちゃってムカついちゃって。
この監督、マイケル・マン風が好きだとか言ってませんでしたっけ?
どこがマイケル・マンやねんっ!!!
それともスタジオ側にあんなんにさせられたんでしょか?
よい素材を使って味も見てくれもそこそこに作ったケーキを、いい加減なつくりの箱にいい加減に入れて運んだがために、いざ食べようとふたを開けたら、ぐちゃぐちゃになって食えたもんじゃなかった・・・そんな作品かと。
仰るように、コーリーが作った方が、突飛なケーキかもしれんけど、きっと旨いと思いますな(笑)
by けろにあ
コメントありがとうございました
評判が芳しくなかったので期待しないで見に行ったのですが、
意外な所でウケてしまった映画でした。
とんでもニッポンも余りのバカバカしさに
笑ってしまいました!クダラナ過ぎ!
最後の大オチについては実はなんとなく
途中で気が付いてしまったのですが
真面目に見てなかったせいなのかもしれませんね
個人的には結構好きな作品になりましたけど
お薦めできるかと言えば難しいですね
意外な所でウケてしまった映画でした。
とんでもニッポンも余りのバカバカしさに
笑ってしまいました!クダラナ過ぎ!
最後の大オチについては実はなんとなく
途中で気が付いてしまったのですが
真面目に見てなかったせいなのかもしれませんね
個人的には結構好きな作品になりましたけど
お薦めできるかと言えば難しいですね
by くまんちゅう
◆くまんちゅうさん
製作中の監督のインタビューを読んでしまったのが敗因でした(笑)
マイケル・マン風にジェットとジェイソン…もうアタマの中は期待でいっぱい。
なのに、蓋をあけたら、アレですもん。
大オチ、私も予想がついちゃいました。
ローグの正体がわかりやすすぎるんで、もう一段階オチがあるな・・・と思ったら、やっぱりなーでした。
でも、とってつけたようで(実際とってつけたのかも)、ありゃダメでしょう(苦笑)
製作中の監督のインタビューを読んでしまったのが敗因でした(笑)
マイケル・マン風にジェットとジェイソン…もうアタマの中は期待でいっぱい。
なのに、蓋をあけたら、アレですもん。
大オチ、私も予想がついちゃいました。
ローグの正体がわかりやすすぎるんで、もう一段階オチがあるな・・・と思ったら、やっぱりなーでした。
でも、とってつけたようで(実際とってつけたのかも)、ありゃダメでしょう(苦笑)
by けろにあ
あれっ?
脳内HDDの容量に余裕ができたんですか?(笑)
by micchii
◆micchiiさん
HDD増設しました(笑)
っていうのはウソですが、引越し荷物とともに到着したデスクトップの中に9割がた書いた感想を見つけたんです。ホントにすっかり忘れてたんですが。
なので、一時的に外付けHDDにあったバックアップを使ったということになりますか(笑)
HDD増設しました(笑)
っていうのはウソですが、引越し荷物とともに到着したデスクトップの中に9割がた書いた感想を見つけたんです。ホントにすっかり忘れてたんですが。
なので、一時的に外付けHDDにあったバックアップを使ったということになりますか(笑)
by けろにあ








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