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リストマーク 『マリー・アントワネット』 

2007年02月11日 ()
14歳でオーストリア・フランスの同盟のためにフランス王室に嫁ぎ断頭台の露と消えた悲劇の王妃マリー・アントワネットをソフィア・コッポラ監督がガーリーテイスト溢れるポップな映像演出と音楽で描いた作品。フランス政府の協力により実際のベルサイユ宮で撮影したことも話題に。

【注:ちとネタバレしてるかも。しかも長い…】

「ベルばら」世代(宝塚じゃなくてマンガの方ね)としては当然見てみたくなったわけだが、実はソフィア・コッポラの作品は見たことがないもので(親の七光りじゃないのと思っていたもので)、どんなもんじゃろと事前に評価をチェックしてみたら、これがすこぶる悪い(^^;
もちろん誉めているレビューもあるにはあるのだが(カワイイ、女の子向け、映像と音楽はいい等)、多くは駄作、飽きる、退屈、中途半端、中身がないなどなど、あげくソフィア自身を「ワガママで自分勝手で奔放らしい」と作品に関係のないことまで書いているものもある。
そんなにヒドイのか・・・と一度は見に行くのをやめたのであるが、お友達のRAUさんのレビュウを拝見して、気を取り直して見ることにした。

結果、私には大当たり! 飽きる? 退屈? こんなにも作り手の描きたいものが1カット1カット丁寧に表現された映像を見て、なぜ飽きるのか、退屈なのか、私にはわからない。もっと長く見ていたいくらいだったぞ。(マリー・アントワネットに興味のない人ならそうだろうが、映画を見たということは少なくとも関心があるはずだよね。)
お断りしておくが、私はガーリーなものにはまったく興味がない。ゆえに、作品中に溢れんばかりに登場するポップなカワイイ色使いのファッションやケーキやお菓子などに興味をひかれたわけではない。(歴史的建造物には興味があるので、実際のベルサイユ宮やプチ・トリアノンなどは興味深く見たが)
また、マリー・アントワネットを現代の女性象に通じる等身大の女性として描いた描き方についても、すでに30年以上前に池田理代子氏が「ベルばら」で描いたマリー像とそう遠くない描き方であるので、特段目新しさを感じたわけでもない。
さらに言うなら、マリーを演じているキルスティン・ダンストは、子供の頃はなんと大人っぽい美少女だろうと思ったものの(『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』やTVドラマ「ER」の3th、4thの頃)、大人になったらおばちゃん臭くなって可愛くなくなっちゃたと思っているので、彼女が見たかったわけでもない。(彼女ゆえ『スパイダーマン』シリーズはイマイチだと思っているくらいだ…あくまで見た目の話だが)

私がすばらしいと感じたのは、ストーリー性やセリフに頼ることなく、マリー・アントワネットの心情・心境を描いた映像表現である。
この作品は、イメージフィルムに近いものなのだと私は捉えた。
もちろん歴史上の人物を描いた話であるから、ストーリーはある。だが、作品の中で交されている会話はあくまで日常会話と史実として残っている記録に基づく会話だ。マリーは、自らの心情や心境を語ってはいない。それらは、すべて映像で表現されているのである。
監督ソフィア・コッポラは、史実という枠とベルサイユ宮というホンモノの入れ物の中に、女性らしい遊び心を詰め込んで自らのイメージを思うまましかも丁寧に映像化し、ピュアでキュートなマリー像と彼女の悲哀をなんと見事に描いたことか。
ストーリー展開や人物描写や登場人物の心情をセリフで説明してしまっている映画やドラマが多い昨今にあって、なんと映画本来的な描き方なのだろうと最初から最後までワクワクしっぱなしだった。

作品中には煌びやかな衣装や奇抜なヘアスイル、テーブル狭しと並べられる色とりどりの食べ物などがこれでもかこれでもか出てくるわけだが、場面によってそれらの色使いや形状自体にも、それらを撮影しているその方法やカット割、編集にも変化をつけ、マリーの心情・心境を表現している。
映像は言葉よりも雄弁だ。言葉よりもはるかに深く深く感じることができる。
私は映画を見て泣くことはほとんどないのだが、マリーの心の痛みが感じられて思わず涙がこぼれる場面もあった。
「わかる、わかるぞ、マリー」とマリーの気持ちがわかると同時に、「わかるぞ、ソフィア」と彼女がその映像で表現したかったものが感じられたのだ。
だがそういった表現は、見る側に読み取ってもらえなければ意味をなさない。そのあたりがこの作品が多くの人に酷評されている理由なのだろうと思う。

そして、実感した。間違いなくソフィアは父コッポラの血を引いていると。描かれている世界も映っているものも全く違うのだが、この作品の映像表現には、父コッポラの『地獄の黙示録』に相通ずるものがあると私は感じた。
親の七光りには違いないだろう。幼い頃からコッポラの映画製作を間近に見て育ち、ファッションの勉強がしたいと言えばシャネルのデザイナー?の下で学ぶことができ、映画を作るとなったら大監督である父と音楽家である伯父のバックアップを受けることができるなんて。
言ってしまえばこの作品って(他のは見てないのでわからないが)、すごいお金をかけて実際の歴史的建造物等を使って作った、大いなる自主映画なわけだもの。
ただ、与えられた環境の中で精一杯の努力をするということには、セレブも一般人も変わりがない。己の才能を伸ばす努力をし、偉大な父を持ったプレッシャーをものともしないソフィアは偉いと思う。どこぞのホテルオーナーのバカ娘とはえらい違いだ。
侮って見てなかった未見の作品も見なければ。

賛否両論というより否の方が多いエンディングも、あれでいい。ギロチンまで描いたらフツウすぎだし、彼女の悲劇性を強調してしまうことになる。あのラストカットで十分胸に沁みるではないか。
有名な「首飾り事件」をスッパリ無視したのも賢明。あれを描くとミステリー要素が入り込んでしまう。そんなのは不要だ。

おっと、ちと熱く語りすぎだな。このヘンでやめておこう。
でも、あと、これだけは言わねば。
キルスティン・ダンスト、やっぱり決してキレイだともカワイイとも思わなかったけど、上述したような映像表現に応えた演技はすばらしかった。
『スパイダーマン』シリーズはやっぱりイマイチだという気持ちには変わりはないけど、彼女の出演作はこれからはちゃんと見ようと思う。

そして、RAUさん、RAUさんのレビュウを読まなければ、私はこの作品たぶん見なかったと思います。
アナタのレビュウから、もしや・・・と想像できたので、劇場に足を運びました。感謝感謝です。

最後に、ここで述べた感想を持てたのは、私がマリー・アントワネットに関してある程度の知識を持っていて、ストーリーを追うことに労力があまり必要でなかったため映像表現を楽しむことができたゆえのものだと自覚しておりますことを付け加えておきます。
それと、ガーリーなものに興味がないゆえに、映っているモノ自体に気持ちを奪われなかったこともよかったかと。
…こんな映画作りたかったよ、私も。いや、もし機会があってもムリだけどね(笑)

オススメ度 私にとっては5だが、他の方にはどうかなぁ?
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)

マリー・アントワネット (初回生産限定版)マリー・アントワネット[MARIE ANTOINETTE] (初回生産限定版)
監督:ソフィア・コッポラ
出演:キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン リップ・トーン(2006年度作品)


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[2007.02.11(Sun) 12:10] 映画・DVD/ま行Trackback(1) | Comments(15)
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COMMENT

5、いただきました!
わ−い、けろにあさんも見に行かれたのですね!
実は私も「幸せのちから」の後、続けて「マリ−・アントワネット」観ていたんです〜。
私も決して「姫」「ガ−リ−」が好きなわけではないのですが、CMで見たポップな映像に惹きつけられて今までの歴史映画とは一線を画するのかも…と期待して。結果、大正解でした。

今回のキルスティン・ダンストはその豊かな表情で、マリ−の孤独・悲哀・諸々の感情を見事に表現していたと思います。けろにあさんがおっしゃるように、「セリフで説明しなくても十分」でしたね。
けろにあさんがおっしゃるようにスパイダ−マンでの彼女はオバサン臭く、なぜヒロインを張れるのか理解に苦しみましたが、今回の映画を見て、彼女はクラシカルなヘア・メイクが似合うのだと思いました。
けろにあさんが思わず涙がこぼれる場面があった、と言っておられますが、国家を背負った王妃と一般庶民の私では比較しようもないですが、胸が痛くなり「そうだよね」と感情移入の連続でした。
ラストも確かにあっけないのかもしれないけれど、誰もが知っている末路をわざわざ入れなかったのは「悲劇の王妃像」を強調したくなかったソフィア・コッポラの狙いがあったんでしょう。
彼女の浪費だけでなく、ルイ16世の度重なる他国への戦費援助もフランス国家の財政を逼迫させた一因と窺わせ、マリ−への同情を誘いました。
いずれにせよ、オ−ストリアの大公マリア・テレジアの娘として、フランス王妃として、二人の子供の母として誇り高く運命を受け入れて生きた一女性の一生、見応え十分でしたね。

私も気にはなっていた未見の「ロスト・イン・トランスレ−ション」を見なくては、と思っています。
この映画の映像表現に父上の「地獄の黙示録」に相通じるものを見出されたけろにあさんはさすがです。
圧倒的な映像は、それだけで説得力があり雄弁に語りますよね。
by なり

観に行こうか
迷ってます。
が、やっぱり行こうかなー
しかし、今は激務なので、なんとか時間を作るから、どうか3月までやっていて欲しいです。

キルスティンは確かに美人じゃないけど、魅力的だと思います。インタビューウィズバンパイアはかわいかったですよね。
けろにあさんのご趣味に合うかわからないんですが、「チアーズ」私は好きです。楽しい映画もたまには観たくなります。
というか、ベルばらーーはまりました★
そして、フランス革命を学びたくて世界史専攻してましたし。
行っとこうかなー・・・。
by まき

う〜ん、自分はダメでしたねぇ。
もっと明るくて軽い映画なのかなと思っていたもので。
かといって史劇というほど重くもなく、何となく中途半端な印象でした。
やっぱり、女の子による女の子のための映画、ということでしょうか。
by エクスカリバー

拝見しました〜v
けろにあさん、コンバンハ。
レビュー拝見しましたよ。
私のつたないレポを見て、どうして見ようと思われたのか謎だったんですが(だって、たいしたこと書いてないもん/笑)こうやって拝見して、けろにあさんの洞察力の深さに敬服いたしました〜v

映像で語ってる・・・そう、それです。
衣装はシーンで露骨に変わっていってましたよね。
彼女の心情をよくあらわしてたと思います。
で、自分のレポで書くのを忘れてましたけど、音楽も最初はロック調のモノだったのが、だんだんと落ち着いたクラシカルなものへ・・・
なんだか面白いなあと思いながら見ていたのを思い出しました(^^

でもこの映画、そんなに賛否両論に分かれてるとは知りませんでしたわ。
人の感じ方ってホント色々ですね。
そこが面白かったりするんですけどネ(^^
by RAU

なるほど
こんばんは。
私も、つまらないと感じた人間の1人です……。
この映画、賛否両論だと聞いていたもののどこが賛なのか分からなかったので、
(結局、映像と音楽なのか?と思っていた)
けろにあさんのレビューを拝見して、なるほどと思いました。
結局、けろにあさんの仰る通り、読めるか読めないか、
その上で人物に感情移入できるかどうかの差のような気もします。
by サファイア

みなさま、たくさんのコメントありがとうございます。
レス遅くなりまして申し訳ありません。
ぼちぼちレスさせていただきますが、途中で時間切れになってしまったらごめんなさいです。

◆なりさん
なりさんも大当たりだったのですね〜っ! ふふ、嬉しい。
ダメダメ意見が多かったので、ベタ誉めするのちょっと勇気が必要だったのですが、よかったものはよかったんだい!と思い切りました。
なりさんも私と同じこと感じてらして、嬉しいです。
DVD出たら、買ってしまうかもな私です。

◆まきさん
賛否両論は賛否両論なのでオススメはしにくいのですが、ガーリーなものがお好きならイヤな気分にはならないのではないかと。映像表現の面白さを楽しめれば、当ると思います。
おおー、「ベルばら」から大学の専攻を決められたのですね。わかります。あの作品は、時代を超えて乙女に影響を与える不朽の名作です。私なんか当時のコミック今も持ってますよ(笑)
「チアーズ」、今度見てみますね。


◆他の方
すみません、時間切れです。続きは後ほど・・・(明日になるかも)
by けろにあ

すみませんっ。遅くなりました。続きです〜。

◆エクスカリバーさん
ご無沙汰してしまってまして申し訳ありません。
話が話(悲劇の王妃の話)なので、やはり明るくて軽いってわけにはいかないかと思います。
> 女の子による女の子のための映画
カワイイ色使いのファションやスイーツが満載ですからね、そうじゃないとは言えないとはもちろん思いますが、描き方(表現の仕方)に関してはそういうものはあまり関係ないかと私は思います。(うまく言えないのですが・・・)
ある意味とても映画的な映画だったところが私は気に入ったので、同じような表現方法なら、男性が主人公でキタナイもの(笑)づくしでも、同じような感想を持つと思います。

◆RAUさん
同じ映画やドラマやその他いろんなモノやコトを見聞きしたときの感想を拝見してますからね、RAUさんが感じられたことから自分がどう感じるかあう程度想像がつくようになってます(笑)
賛否両論ですよー。ものすごく。
私の勝手な思い込みというか独断的な意見ですが、最近のTVドラマを面白いと感じる人は、こういう映像表現主体のものは楽しめないかもと思います。
なぜそう思うかを説明するのはやめておきますが・・・(いろんな人に反感かいそうなので/笑)

◆サファイアさん
ご無沙汰してまして申し訳ありません。ブログにちょこちょこお邪魔はしているのですが、なかなかコメントまでさせていただく余裕がなくて・・・。
私がこの作品を面白いと思った理由を1つだけ例を挙げてもうちょっとわかりやすく説明しますと、最初の方でマリーが馬車でフランスに向かうシーンがありましたよね。あそこの撮影、カメラがガタガタ・グラグラでしたよね。見てる方が気持ち悪くなってしまいそうな(笑)
フツー、プロはああいう撮影はしないですよね。ドキュメンタリー風の効果を狙った場合とかは別として。なのに、この作品は、かなり執拗にやってました。
ソフィアの映画づくりの技術が素人並みなのでなければ、意味があるとしか思えないわけです。
私は、不安、期待、希望などが入り混じったマリーの揺れ動く気持ちを表現したのだと思いました。
そういう目で見ると、1カット1カット、1シーン1シーンがものすごく濃いなと、そう感じたのですよね。
もう2、3度劇場で見たいぐらいなのですが、他に見たい作品がたくさんあるので、DVDになったらもっとじっくり見てみようと思います。
・・・ちょっとヘンな楽しみ方かもですが(笑)
by けろにあ

なるほど…
すみません、サファイアさんへのコメントを読ませていただいてまた書きたくなってしまいました。
最初の方の馬車のシ−ン、(当然ですが車輪はゴムではないので)確かにガタガタグラグラ揺れる様が伝わってきました。しかも結構長かったですね。長い道中、ルイ16世の肖像画を見ては期待に胸を膨らませ、お付きの人達とカ−ドゲ−ムに興じたりしては見知らぬ国に嫁ぐ不安を紛らわし、を繰り返したんだろうなぁと思わせました。あえてスム−ズな映像にしなかった効果が現れていたように思います!
そしてラストも馬車でしたね。
嫁ぐ時の盛大な出迎えとは対象的でした。
フランスに来る時に馬車から眺めていた木立ほどではないけれど、宮殿にはマリ−が植えさせた木々が絢爛豪華だった生活のなごりを見せていたように思えました。私もまた劇場で見たいと思っています。
>1カット1カット、1シーン1シーンがものすごく濃いなと
その1カット、1シ−ンに込められた意図をもう一度よく見たいです。あと、私の場合、なによりキルスティン・ダンストの表情・表現力にまた魅了されたいです。
by なり

◆なりさん
どうぞどうぞ、思う存分コメントしてください(笑)
初めの馬車のシーン、馬車が揺れるのは当たり前ですが、カメラも揺れてたでしょ。馬車の中にカメラ持ち込んでる部分は仕方ないとして、外から馬車を狙ったアングルもグラグラだったんで、なんじゃこりゃと一瞬面食らいました。で、はっ、そうか!と思ったのですよ。
そうそう、ラストも馬車でしたよね。キルスティンの表情と並木の映像、すごくよかったです。そして、ラストカットへ・・・。
この作品は、マリーがベルサイユへ入るところから出るところまでを描いているんですよねぇ。
ってなことを書いていると、また見たくなってきたではないですか(笑)
by けろにあ

ということは
外から馬車を狙ったアングルでは撮影カメラも馬車からだったのかな…?今度見る時はその辺も頭に入れて見てみます。
by なり

再びすみません
うむー、すごいです。
カメラワークの細やかさについては、そういう点に無頓着なのもあり、
ほとんど気が付きませんでした。
けろにあさんの感性に感心致します。

ちょっと気になったので追記しますと、最初のコメントで「結局は映像と音楽なのか?」と
申しましたのは、ドレスや宮殿の華やかな映像という意味でした。
私が拝見した他の方の感想では、そこしか褒めている箇所を見かけなかったもので……。
確かに、私も序盤のマリーの感情はすごく伝わってきました。
でも、段々それが消えていって、彼女も周りの人間も人形みたいに見えてきちゃったんですよね。
その辺の細やかな表現が、ぼーっと観ている分にはそういう風にしか
見えなかったのかな、と思いなおしました。
もう一度けろにあさんの仰ったことを踏まえながら観てみると、
私には見えなかった違った感情表現を見る事ができるかもしれません。
by サファイア

へえ〜
どうなんでしょ?って、感じがしてましたが、観てみようかな〜
by おぺ

◆なりさん
私は、もしかして馬で撮った?と思ったんですが、いくらなんでもそれはないかな(笑)
でも、何かで並走して撮ってるのは間違いないと思いますよ。ステディカム(揺れないカメラ)は使ってないんでしょうね、あの揺れ方は(笑)
あと、カワイイ靴の中に薄紫色のスニーカーがあったカットがあったんですが、気がつかれました?
探したら、そういう遊びがもっとあるかもです。

◆サファイアさん
いえいえ、昔ちょこっと8ミリ映画なんかやってたことがあるもので、カメラワークとかカット割なんかも気になったりするだけなんですよ。
> 最初のコメントで「結局は映像と音楽なのか?」と
申しましたのは、ドレスや宮殿の華やかな映像という意味でした。
はい、大丈夫ですよ。そのように理解しました。
私が拝見した好意的なレビュウも、ほとんどがそういうところを褒めているものでした。
なので、私が面白かったのは、そういうところではないのよというのを一生懸命エントリで書いたのですが、エントリは一応未見の方がご覧になる可能性のあることを前提に書いているもので、サファイアさんのコメントへのレスで具体例を挙げさせていただいたのでした。
後半になるにつれてより表現が押さえ気味になっていったと私も思いました。
マリーの成長に伴う気持ちの変化に合わせたのだと思いますが、実は、コレ、わからない人多いかもしれないなぁと思った場面もあったんですよね。微妙すぎて。
もし、いつかレンタルとかTVでご覧になる機会がありましたら、是非、ちょっと違う見方をなさってみてくださいね。

◆おぺさん
私は久々にすっごく気に入った作品だったんですが、是非見て〜と言えない作品でもあるんですよねぇ。
なので、ご覧になるなら、レディース・デイかファースト・デイの1000円をオススメします(笑)
1000円ならハズれでもそんなに腹立たないでしょ。
by けろにあ

観ましたよ。
おもしろかったです。
終わり方も好き!

なんでここでスニーカーが出てくるんだぁ?
って思ってたら・・・
↑上のコメント読んで納得!
遊び心だったんですね^^;

帰ってきてNHKの「悲劇の王妃マリーアントワネット」観てたら、映画の復習している気分でした。
by おぺ

◆おぺさん
おぺさんも面白く感じられたのですね、ああ、よかった。
終わり方、いいですよねぇ。

スニーカーは確信犯的な遊びでしょう(笑)
細部をチェックしたらもっとあるかもなので、DVDになったら挑戦しようと思ってます。

NHK、そんなのやってたんですか。
知らなかったー。
見たかったー。
ちなみに私は「ベルばら」を読み直しました(笑)
by けろにあ

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COMMENT

わ−い、けろにあさんも見に行かれたのですね!
実は私も「幸せのちから」の後、続けて「マリ−・アントワネット」観ていたんです〜。
私も決して「姫」「ガ−リ−」が好きなわけではないのですが、CMで見たポップな映像に惹きつけられて今までの歴史映画とは一線を画するのかも…と期待して。結果、大正解でした。

今回のキルスティン・ダンストはその豊かな表情で、マリ−の孤独・悲哀・諸々の感情を見事に表現していたと思います。けろにあさんがおっしゃるように、「セリフで説明しなくても十分」でしたね。
けろにあさんがおっしゃるようにスパイダ−マンでの彼女はオバサン臭く、なぜヒロインを張れるのか理解に苦しみましたが、今回の映画を見て、彼女はクラシカルなヘア・メイクが似合うのだと思いました。
けろにあさんが思わず涙がこぼれる場面があった、と言っておられますが、国家を背負った王妃と一般庶民の私では比較しようもないですが、胸が痛くなり「そうだよね」と感情移入の連続でした。
ラストも確かにあっけないのかもしれないけれど、誰もが知っている末路をわざわざ入れなかったのは「悲劇の王妃像」を強調したくなかったソフィア・コッポラの狙いがあったんでしょう。
彼女の浪費だけでなく、ルイ16世の度重なる他国への戦費援助もフランス国家の財政を逼迫させた一因と窺わせ、マリ−への同情を誘いました。
いずれにせよ、オ−ストリアの大公マリア・テレジアの娘として、フランス王妃として、二人の子供の母として誇り高く運命を受け入れて生きた一女性の一生、見応え十分でしたね。

私も気にはなっていた未見の「ロスト・イン・トランスレ−ション」を見なくては、と思っています。
この映画の映像表現に父上の「地獄の黙示録」に相通じるものを見出されたけろにあさんはさすがです。
圧倒的な映像は、それだけで説得力があり雄弁に語りますよね。
[ 2007.02.11(Sun) 21:01] URL | なり #- | EDIT |

迷ってます。
が、やっぱり行こうかなー
しかし、今は激務なので、なんとか時間を作るから、どうか3月までやっていて欲しいです。

キルスティンは確かに美人じゃないけど、魅力的だと思います。インタビューウィズバンパイアはかわいかったですよね。
けろにあさんのご趣味に合うかわからないんですが、「チアーズ」私は好きです。楽しい映画もたまには観たくなります。
というか、ベルばらーーはまりました★
そして、フランス革命を学びたくて世界史専攻してましたし。
行っとこうかなー・・・。
[ 2007.02.11(Sun) 22:39] URL | まき #- | EDIT |

う〜ん、自分はダメでしたねぇ。
もっと明るくて軽い映画なのかなと思っていたもので。
かといって史劇というほど重くもなく、何となく中途半端な印象でした。
やっぱり、女の子による女の子のための映画、ということでしょうか。
[ 2007.02.12(Mon) 21:34] URL | エクスカリバー #cks3dOnk | EDIT |

けろにあさん、コンバンハ。
レビュー拝見しましたよ。
私のつたないレポを見て、どうして見ようと思われたのか謎だったんですが(だって、たいしたこと書いてないもん/笑)こうやって拝見して、けろにあさんの洞察力の深さに敬服いたしました〜v

映像で語ってる・・・そう、それです。
衣装はシーンで露骨に変わっていってましたよね。
彼女の心情をよくあらわしてたと思います。
で、自分のレポで書くのを忘れてましたけど、音楽も最初はロック調のモノだったのが、だんだんと落ち着いたクラシカルなものへ・・・
なんだか面白いなあと思いながら見ていたのを思い出しました(^^

でもこの映画、そんなに賛否両論に分かれてるとは知りませんでしたわ。
人の感じ方ってホント色々ですね。
そこが面白かったりするんですけどネ(^^
[ 2007.02.12(Mon) 23:09] URL | RAU #GywfWltA | EDIT |

こんばんは。
私も、つまらないと感じた人間の1人です……。
この映画、賛否両論だと聞いていたもののどこが賛なのか分からなかったので、
(結局、映像と音楽なのか?と思っていた)
けろにあさんのレビューを拝見して、なるほどと思いました。
結局、けろにあさんの仰る通り、読めるか読めないか、
その上で人物に感情移入できるかどうかの差のような気もします。
[ 2007.02.13(Tue) 01:07] URL | サファイア #GCA3nAmE | EDIT |

みなさま、たくさんのコメントありがとうございます。
レス遅くなりまして申し訳ありません。
ぼちぼちレスさせていただきますが、途中で時間切れになってしまったらごめんなさいです。

◆なりさん
なりさんも大当たりだったのですね〜っ! ふふ、嬉しい。
ダメダメ意見が多かったので、ベタ誉めするのちょっと勇気が必要だったのですが、よかったものはよかったんだい!と思い切りました。
なりさんも私と同じこと感じてらして、嬉しいです。
DVD出たら、買ってしまうかもな私です。

◆まきさん
賛否両論は賛否両論なのでオススメはしにくいのですが、ガーリーなものがお好きならイヤな気分にはならないのではないかと。映像表現の面白さを楽しめれば、当ると思います。
おおー、「ベルばら」から大学の専攻を決められたのですね。わかります。あの作品は、時代を超えて乙女に影響を与える不朽の名作です。私なんか当時のコミック今も持ってますよ(笑)
「チアーズ」、今度見てみますね。


◆他の方
すみません、時間切れです。続きは後ほど・・・(明日になるかも)
[ 2007.02.13(Tue) 20:09] URL | けろにあ #tnzvu2vM | EDIT |

すみませんっ。遅くなりました。続きです〜。

◆エクスカリバーさん
ご無沙汰してしまってまして申し訳ありません。
話が話(悲劇の王妃の話)なので、やはり明るくて軽いってわけにはいかないかと思います。
> 女の子による女の子のための映画
カワイイ色使いのファションやスイーツが満載ですからね、そうじゃないとは言えないとはもちろん思いますが、描き方(表現の仕方)に関してはそういうものはあまり関係ないかと私は思います。(うまく言えないのですが・・・)
ある意味とても映画的な映画だったところが私は気に入ったので、同じような表現方法なら、男性が主人公でキタナイもの(笑)づくしでも、同じような感想を持つと思います。

◆RAUさん
同じ映画やドラマやその他いろんなモノやコトを見聞きしたときの感想を拝見してますからね、RAUさんが感じられたことから自分がどう感じるかあう程度想像がつくようになってます(笑)
賛否両論ですよー。ものすごく。
私の勝手な思い込みというか独断的な意見ですが、最近のTVドラマを面白いと感じる人は、こういう映像表現主体のものは楽しめないかもと思います。
なぜそう思うかを説明するのはやめておきますが・・・(いろんな人に反感かいそうなので/笑)

◆サファイアさん
ご無沙汰してまして申し訳ありません。ブログにちょこちょこお邪魔はしているのですが、なかなかコメントまでさせていただく余裕がなくて・・・。
私がこの作品を面白いと思った理由を1つだけ例を挙げてもうちょっとわかりやすく説明しますと、最初の方でマリーが馬車でフランスに向かうシーンがありましたよね。あそこの撮影、カメラがガタガタ・グラグラでしたよね。見てる方が気持ち悪くなってしまいそうな(笑)
フツー、プロはああいう撮影はしないですよね。ドキュメンタリー風の効果を狙った場合とかは別として。なのに、この作品は、かなり執拗にやってました。
ソフィアの映画づくりの技術が素人並みなのでなければ、意味があるとしか思えないわけです。
私は、不安、期待、希望などが入り混じったマリーの揺れ動く気持ちを表現したのだと思いました。
そういう目で見ると、1カット1カット、1シーン1シーンがものすごく濃いなと、そう感じたのですよね。
もう2、3度劇場で見たいぐらいなのですが、他に見たい作品がたくさんあるので、DVDになったらもっとじっくり見てみようと思います。
・・・ちょっとヘンな楽しみ方かもですが(笑)
[ 2007.02.14(Wed) 18:17] URL | けろにあ #tnzvu2vM | EDIT |

すみません、サファイアさんへのコメントを読ませていただいてまた書きたくなってしまいました。
最初の方の馬車のシ−ン、(当然ですが車輪はゴムではないので)確かにガタガタグラグラ揺れる様が伝わってきました。しかも結構長かったですね。長い道中、ルイ16世の肖像画を見ては期待に胸を膨らませ、お付きの人達とカ−ドゲ−ムに興じたりしては見知らぬ国に嫁ぐ不安を紛らわし、を繰り返したんだろうなぁと思わせました。あえてスム−ズな映像にしなかった効果が現れていたように思います!
そしてラストも馬車でしたね。
嫁ぐ時の盛大な出迎えとは対象的でした。
フランスに来る時に馬車から眺めていた木立ほどではないけれど、宮殿にはマリ−が植えさせた木々が絢爛豪華だった生活のなごりを見せていたように思えました。私もまた劇場で見たいと思っています。
>1カット1カット、1シーン1シーンがものすごく濃いなと
その1カット、1シ−ンに込められた意図をもう一度よく見たいです。あと、私の場合、なによりキルスティン・ダンストの表情・表現力にまた魅了されたいです。
[ 2007.02.14(Wed) 21:24] URL | なり #- | EDIT |

◆なりさん
どうぞどうぞ、思う存分コメントしてください(笑)
初めの馬車のシーン、馬車が揺れるのは当たり前ですが、カメラも揺れてたでしょ。馬車の中にカメラ持ち込んでる部分は仕方ないとして、外から馬車を狙ったアングルもグラグラだったんで、なんじゃこりゃと一瞬面食らいました。で、はっ、そうか!と思ったのですよ。
そうそう、ラストも馬車でしたよね。キルスティンの表情と並木の映像、すごくよかったです。そして、ラストカットへ・・・。
この作品は、マリーがベルサイユへ入るところから出るところまでを描いているんですよねぇ。
ってなことを書いていると、また見たくなってきたではないですか(笑)
[ 2007.02.14(Wed) 22:55] URL | けろにあ #tnzvu2vM | EDIT |

外から馬車を狙ったアングルでは撮影カメラも馬車からだったのかな…?今度見る時はその辺も頭に入れて見てみます。
[ 2007.02.15(Thu) 00:06] URL | なり #- | EDIT |

うむー、すごいです。
カメラワークの細やかさについては、そういう点に無頓着なのもあり、
ほとんど気が付きませんでした。
けろにあさんの感性に感心致します。

ちょっと気になったので追記しますと、最初のコメントで「結局は映像と音楽なのか?」と
申しましたのは、ドレスや宮殿の華やかな映像という意味でした。
私が拝見した他の方の感想では、そこしか褒めている箇所を見かけなかったもので……。
確かに、私も序盤のマリーの感情はすごく伝わってきました。
でも、段々それが消えていって、彼女も周りの人間も人形みたいに見えてきちゃったんですよね。
その辺の細やかな表現が、ぼーっと観ている分にはそういう風にしか
見えなかったのかな、と思いなおしました。
もう一度けろにあさんの仰ったことを踏まえながら観てみると、
私には見えなかった違った感情表現を見る事ができるかもしれません。
[ 2007.02.15(Thu) 00:38] URL | サファイア #GCA3nAmE | EDIT |

へえ〜
どうなんでしょ?って、感じがしてましたが、観てみようかな〜
[ 2007.02.15(Thu) 17:25] URL | おぺ #- | EDIT |

◆なりさん
私は、もしかして馬で撮った?と思ったんですが、いくらなんでもそれはないかな(笑)
でも、何かで並走して撮ってるのは間違いないと思いますよ。ステディカム(揺れないカメラ)は使ってないんでしょうね、あの揺れ方は(笑)
あと、カワイイ靴の中に薄紫色のスニーカーがあったカットがあったんですが、気がつかれました?
探したら、そういう遊びがもっとあるかもです。

◆サファイアさん
いえいえ、昔ちょこっと8ミリ映画なんかやってたことがあるもので、カメラワークとかカット割なんかも気になったりするだけなんですよ。
> 最初のコメントで「結局は映像と音楽なのか?」と
申しましたのは、ドレスや宮殿の華やかな映像という意味でした。
はい、大丈夫ですよ。そのように理解しました。
私が拝見した好意的なレビュウも、ほとんどがそういうところを褒めているものでした。
なので、私が面白かったのは、そういうところではないのよというのを一生懸命エントリで書いたのですが、エントリは一応未見の方がご覧になる可能性のあることを前提に書いているもので、サファイアさんのコメントへのレスで具体例を挙げさせていただいたのでした。
後半になるにつれてより表現が押さえ気味になっていったと私も思いました。
マリーの成長に伴う気持ちの変化に合わせたのだと思いますが、実は、コレ、わからない人多いかもしれないなぁと思った場面もあったんですよね。微妙すぎて。
もし、いつかレンタルとかTVでご覧になる機会がありましたら、是非、ちょっと違う見方をなさってみてくださいね。

◆おぺさん
私は久々にすっごく気に入った作品だったんですが、是非見て〜と言えない作品でもあるんですよねぇ。
なので、ご覧になるなら、レディース・デイかファースト・デイの1000円をオススメします(笑)
1000円ならハズれでもそんなに腹立たないでしょ。
[ 2007.02.15(Thu) 17:51] URL | けろにあ #tnzvu2vM | EDIT |

観ましたよ。
おもしろかったです。
終わり方も好き!

なんでここでスニーカーが出てくるんだぁ?
って思ってたら・・・
↑上のコメント読んで納得!
遊び心だったんですね^^;

帰ってきてNHKの「悲劇の王妃マリーアントワネット」観てたら、映画の復習している気分でした。
[ 2007.02.21(Wed) 23:08] URL | おぺ #- | EDIT |

◆おぺさん
おぺさんも面白く感じられたのですね、ああ、よかった。
終わり方、いいですよねぇ。

スニーカーは確信犯的な遊びでしょう(笑)
細部をチェックしたらもっとあるかもなので、DVDになったら挑戦しようと思ってます。

NHK、そんなのやってたんですか。
知らなかったー。
見たかったー。
ちなみに私は「ベルばら」を読み直しました(笑)
[ 2007.02.26(Mon) 01:08] URL | けろにあ #tnzvu2vM | EDIT |

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監督がソフィア・コッポラだということよりも、「マリー・アントワネット役がキルスティン・ダンスト!?」ということで興味を惹かれて観に行った作品。この組み合わせ、発表になった時からなかなか面白そうだな〜と思っていたんだけど、もう数年前ならもっと良かったかな。
[ 2007.02.12(Mon) 21:35 ] 【徒然なるままに・・・】
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