『ブラッド・ブラザース/刺馬』
2006年09月28日 (木)
「リメイク版『刺馬』で、ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武共演、3人とも頭剃ります」ニュースが出て以来、「刺馬」「アンディ・ラウ」「金城武」などの検索で来られる方がけっこういらっしゃるようなので、昔の『ブラッド・ブラザース(刺馬)』をエントリしておきます。(中国のネットニュースにも一斉にこのニュースが出てます。)
といっても、私も、「ジェットとアンディが共演か」のニュースを拾ってから見たので、割と最近に見たのですが・・・。
清朝時代(1870年)に実際に起こった「馬新貽総督刺殺事件」を元ネタとして製作された武侠映画。
マー(馬)総督を殺害したとして、チャンという男が捕縛された。チャンは潔く取り調べを受けるが、なぜマーを殺害したかを、口述ではなく文書で述べたいと申し出て認められる。チャンが書き記した事件のあらましは・・・。
腕に覚えのあるチャンは兄のホアンとともに山賊をしていた。ある時、通りがかったマーという男を襲うが、マーが優れた武術家であり、いずれ中央で名を挙げるという野望を持っていることを知り意気投合、義兄弟の契りを結ぶ。そして、3人で付近の山賊を制圧し、その日のために備えるのであった。
3人は厚い友情で結ばれ、順調にいっているかのような日々であったが、ホアンの妻ミランが、心根は優しいが粗暴な夫ホアンとは違って、腕が立ちクールな男らしさを持つマーにひかれていっていた。そしてマーもまたミランに・・・。
やがて、そんな思いを振り切るようにマーは国家試験を受けるために旅立っていく。
そして数年後、中央で出世したマーからチャンたちのもとに、自分の軍に加わってほしいとの連絡がくる。喜び勇んで駆けつけるチャンたち。だが、再会したマーは昔のマーではなかった。
それでもしばらくの間は、チャンたちはマーの軍で手柄を上げ、3人の関係はなんとかうまくいっていたが、やがてホアンの粗暴な行いが己の出世の邪魔になると考えたマーはホアンを罠にかけて殺害することを計画、またミランともついに思いを通じ合わせるのであった。
それを知ったチャンは、殺害された兄の仇を取るためにマーの暗殺を決意したのであった・・・。
製作されたのは1973年、今から30年以上前のことで、日本で『燃えよドラゴン』が公開された年です(その時、ブルース・リーはすでに故人でしたが)。
時代を考えると、すばらしくよくできた作品だと思います。 丁寧なつくりで、アクションと情感の両方をバランスよく描いており、今見ても、十分に鑑賞に堪える作品です。
もちろんアクションシーンは、現在のアクションを見慣れている目にはスピード感などの点で少々物足りない感はいくぶんあるものの、主人公たちはそれぞれ見事な武術やアクションを見せています。
中でも、マーを演じているティ・ロンは、ジョン・ウー監督作品『男たちの晩歌』シリーズのチョウ・ユンファの相棒役で知られていますが、若い頃はこんなに色男でカッコよかったのかーっと少々ビックリ(笑)。聞いたところによると、ブルース・リーも学んだ詠春拳の達人であったそうです。
チャンを演じているデヴィッド・チャン=ジョン・チャンは、後にジェット・リーの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』や『ドラゴン/ブルース・リー物語』などにも出演、現在も俳優として活躍していますが、これまた若い頃はスマートでカッコいいのです。今は、ガッチリしたおじさまになっているけれど・・・。
ただ、欲を言うなら、ミランがもっと魅力的だとよりよかったのになぁとは思います。
夫であるホアンはもちろん、マー、そしておそらく義弟でありながらチャンも少しひかれていたのであろうと思われるミランという女の存在が、3人の男たちの関係に微妙な影響を与えるわけであるので、これら3人の男がホレてもしかたないなという説得力のある描き方であったらもっとよかったかと。
ラストはかなり衝撃的で、決して後味のいいものではありませんが、1つの名作と言って過言ではない作品でしょう。

中国のサイトに写真があったので借りました。画質悪いですが。
左からジョン・チャン=デヴィット・チャン、ティ・ロン、チェン・カンタイ
オススメ度 武侠映画がキライでなければ4
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)
さて、この作品のリメイク、もし本当に、ジェット、アンディ、金城くんの3人が出演するなら、誰がどの役なんでしょう。
金城くんがチャンというのはたぶん間違いないでしょうが、このままのストーリー、キャラ設定では、ジェット、アンディの2人が出演する意味があまりないように思います。
ので、ジェットの出演はないか、出演があるなら設定自体が大幅に変更されるのではないかと想像します。
リメイク版を製作するピーター・チャン監督は、「アクション映画になる」と以前語っていましたが、監督の得意とする情感表現もきちんとなされた作品にしてもらいたいなぁと思うのでありました。
といっても、私も、「ジェットとアンディが共演か」のニュースを拾ってから見たので、割と最近に見たのですが・・・。
清朝時代(1870年)に実際に起こった「馬新貽総督刺殺事件」を元ネタとして製作された武侠映画。
マー(馬)総督を殺害したとして、チャンという男が捕縛された。チャンは潔く取り調べを受けるが、なぜマーを殺害したかを、口述ではなく文書で述べたいと申し出て認められる。チャンが書き記した事件のあらましは・・・。
腕に覚えのあるチャンは兄のホアンとともに山賊をしていた。ある時、通りがかったマーという男を襲うが、マーが優れた武術家であり、いずれ中央で名を挙げるという野望を持っていることを知り意気投合、義兄弟の契りを結ぶ。そして、3人で付近の山賊を制圧し、その日のために備えるのであった。
3人は厚い友情で結ばれ、順調にいっているかのような日々であったが、ホアンの妻ミランが、心根は優しいが粗暴な夫ホアンとは違って、腕が立ちクールな男らしさを持つマーにひかれていっていた。そしてマーもまたミランに・・・。
やがて、そんな思いを振り切るようにマーは国家試験を受けるために旅立っていく。
そして数年後、中央で出世したマーからチャンたちのもとに、自分の軍に加わってほしいとの連絡がくる。喜び勇んで駆けつけるチャンたち。だが、再会したマーは昔のマーではなかった。
それでもしばらくの間は、チャンたちはマーの軍で手柄を上げ、3人の関係はなんとかうまくいっていたが、やがてホアンの粗暴な行いが己の出世の邪魔になると考えたマーはホアンを罠にかけて殺害することを計画、またミランともついに思いを通じ合わせるのであった。
それを知ったチャンは、殺害された兄の仇を取るためにマーの暗殺を決意したのであった・・・。
製作されたのは1973年、今から30年以上前のことで、日本で『燃えよドラゴン』が公開された年です(その時、ブルース・リーはすでに故人でしたが)。
時代を考えると、すばらしくよくできた作品だと思います。 丁寧なつくりで、アクションと情感の両方をバランスよく描いており、今見ても、十分に鑑賞に堪える作品です。
もちろんアクションシーンは、現在のアクションを見慣れている目にはスピード感などの点で少々物足りない感はいくぶんあるものの、主人公たちはそれぞれ見事な武術やアクションを見せています。
中でも、マーを演じているティ・ロンは、ジョン・ウー監督作品『男たちの晩歌』シリーズのチョウ・ユンファの相棒役で知られていますが、若い頃はこんなに色男でカッコよかったのかーっと少々ビックリ(笑)。聞いたところによると、ブルース・リーも学んだ詠春拳の達人であったそうです。
チャンを演じているデヴィッド・チャン=ジョン・チャンは、後にジェット・リーの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』や『ドラゴン/ブルース・リー物語』などにも出演、現在も俳優として活躍していますが、これまた若い頃はスマートでカッコいいのです。今は、ガッチリしたおじさまになっているけれど・・・。
ただ、欲を言うなら、ミランがもっと魅力的だとよりよかったのになぁとは思います。
夫であるホアンはもちろん、マー、そしておそらく義弟でありながらチャンも少しひかれていたのであろうと思われるミランという女の存在が、3人の男たちの関係に微妙な影響を与えるわけであるので、これら3人の男がホレてもしかたないなという説得力のある描き方であったらもっとよかったかと。
ラストはかなり衝撃的で、決して後味のいいものではありませんが、1つの名作と言って過言ではない作品でしょう。

中国のサイトに写真があったので借りました。画質悪いですが。
左からジョン・チャン=デヴィット・チャン、ティ・ロン、チェン・カンタイ
オススメ度 武侠映画がキライでなければ4
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)
![]() | ブラッド・ブラザース/刺馬[THE BLOOD BROTHERS/刺馬] 監督:チャン・チェ 出演:ティ・ロン ジョン・チャン(デヴィット・チャン) チェン・カンタイ(1973年度作品) キングレコード 2004-06-02 by G-Tools |
さて、この作品のリメイク、もし本当に、ジェット、アンディ、金城くんの3人が出演するなら、誰がどの役なんでしょう。
金城くんがチャンというのはたぶん間違いないでしょうが、このままのストーリー、キャラ設定では、ジェット、アンディの2人が出演する意味があまりないように思います。
ので、ジェットの出演はないか、出演があるなら設定自体が大幅に変更されるのではないかと想像します。
リメイク版を製作するピーター・チャン監督は、「アクション映画になる」と以前語っていましたが、監督の得意とする情感表現もきちんとなされた作品にしてもらいたいなぁと思うのでありました。
COMMENT
本当ですか?
アンディさんと金城君の出演は分るのですが・・・Jet Liはちょっと信じがたいですね。
だって今後はアクション映画は撮らないと、いってましたから。
だって今後はアクション映画は撮らないと、いってましたから。
by ハル
話半分に(笑)
ハルさん
はじめまして。(ですよね)
コメントありがとうございます。
中国の報道はガセや先走りも多いので、実際に製作発表されるまでは、話半分にされた方がよろしいですよ〜(^^ゞ
現在のところ、金城くんとアンディもまだ決まっていないようですが、可能性はあるようです。
が、ジェットはちょっと不明ですねぇ。ジェット側からは一切何のコメントも出されていないですので。
私は出演はないんじゃないかと思っているのですが・・・。
>今後はアクション映画は撮らない
これは、正確には、『SPIRIT』のように武術の真髄を描いたような武術映画は『SPIRIT』でやりきったからもう撮らない・・・ということで、アクション映画にはこれからも出演すると本人が語っています。
来年にはジェイソン・ステイサムと2度目の共演作であるアクション映画『ROGUE』が公開されますし、4月にはジャッキー・チェンとの共演作の撮影に入るそうですし。
はじめまして。(ですよね)
コメントありがとうございます。
中国の報道はガセや先走りも多いので、実際に製作発表されるまでは、話半分にされた方がよろしいですよ〜(^^ゞ
現在のところ、金城くんとアンディもまだ決まっていないようですが、可能性はあるようです。
が、ジェットはちょっと不明ですねぇ。ジェット側からは一切何のコメントも出されていないですので。
私は出演はないんじゃないかと思っているのですが・・・。
>今後はアクション映画は撮らない
これは、正確には、『SPIRIT』のように武術の真髄を描いたような武術映画は『SPIRIT』でやりきったからもう撮らない・・・ということで、アクション映画にはこれからも出演すると本人が語っています。
来年にはジェイソン・ステイサムと2度目の共演作であるアクション映画『ROGUE』が公開されますし、4月にはジャッキー・チェンとの共演作の撮影に入るそうですし。
by けろにあ






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