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リストマーク 『エンパイア・オブ・ザ・ウルフ』 

2006年09月20日 ()
『クリムゾン・リバー』の原作者の小説を再びジャン・レノ主演で映画化した作品で、高級官僚の妻の記憶喪失と連続する猟奇的なトルコ人女性殺害事件、一見無関係な2つのできごとが、やがて1つに集約されていき、背後にうごめく恐るべき秘密結社の存在が明らかになる・・・というミステリー・アクション。
監督は、ジェット・リー主演作『キス・オブ・ザ・ドラゴン』以来監督2作目となる、クリス・ナオン。

『クリムゾン・リバー』と同様に“ハリウッドに負けるか”作品です(笑)
アクションもそこそこ派手で、設定やストーリーも凝ってますし、暴力表現にうるさい昨今のハリウッド作品よりも、そういったシーンや描写はドギツイです。

ジャン・レノ演じるトルコ人社会に詳しいベテラン刑事シフェールは、暴力的で独善的なはみ出し者というダーティーなキャラですが、この人には似合いますね。
相棒となる若手刑事ポールは、シフェールの強引なやり方に反発を感じながらも、彼の優秀さを認めざるを得ない・・・という、これまたお決まりのキャラですが、演じているジョスラン・キヴランという俳優、私はよく知らないのですが、かなり二枚目(笑)
キーとなるキャラ、記憶喪失の人妻アンナについては・・・ネタバレになるので、やめておきます。
監督のクリス・ナオンは『キス・ドラ』以来監督2作目みたいですが、ずいぶん製作費を使えるようになったようで、クライマックスシーンはトルコの世界遺産カッパドキアを舞台にするなど、『キス・ドラ』と比べるとかなり大作感ありです。

しかし、なんでしょう、こういうフランスのおおげさな設定のアクション作品を見るとよく感じるのですが、大風呂敷を広げてうまく収集しそこなったカンジ・・・が、やはりこの作品にもあります。
えっ? どこでそういうことになってたの? と釈然としない部分が出てきてしまうんですよね。
何度も見ればそのあたりわかるのかもしれませんが、何度も見るほどは面白くないんですよね。
いろいろ詰め込みすぎ? バランスが悪い? うーん、どこがどう悪いのか明確に指摘できないんですけど・・・。
脚本に原作者が携わっているようなので、原作に忠実な分、詰め込みすぎたのかもしれません。

あと、フランスにおけるトルコ人社会のこととか、日本人からするとよくわからないかなと(ですよね?)。
ちょっと昔のイギリスにおけるIRAとか、ドイツにおけるネオ・ナチとかみたいに、国際的も広く認知されているようなネタだとわかるのですが、トルコ人?・・・ピンとこないんですよね。まあ、私が無知なだけなのかもしれませんが・・・。

ハリウッド作品とはちょっと違ったダークな雰囲気とかは悪くないと思いますし、アクションや撮影も決してハリウッドに負けてないと思いますが、A級には今一歩届かず・・・といったところでしょうか。

オススメ度 3
(5=絶対オススメ! 4=観て損はない。 3=まずまずかな。 2=観てもいいけど、面白くないかも。 1=観たらお金と時間の無駄。お好きな映画だったらゴメンなさい。)

エンパイア・オブ・ザ・ウルフエンパイア・オブ・ザ・ウルフ[L' EMPIRE DES LOUPS/EMPIRE OF THE WOLVES]
監督:クリス・ナオン 原作:ジャン=クリストフ・グランジェ
出演:ジャン・レノ アーリー・ジョヴァー ジョスラン・キヴラン(2005年度作品)
日活 2006-07-07

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[2006.09.20(Wed) 20:45] 映画・DVD感想/あ行Trackback(1) | Comments(0)
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